わたしたちは人生というゲームの中で生きる、一人のキャラクターです。
自分の頭、身体を使うスキルは、キャラクターの基礎パラメータ。
たとえば体力であったり、蓄えた知識であったり、手術がうまいという特技であったり。
ぼくらは自分自身のスキルを、ある程度自分で選択して選び取ることができます。
スキル習得に必要な経験値の式は
経験値=投入時間 ✕ 時間あたり効率 ✕ スキル適正
であらわされます。
習得したいスキルが「手術ができる」であれば、投入時間は毎日の労働の中で確保することができます。しかし異なる領域のスキルの場合、仕事以外の時間を投入しなければいけません。多くの医師にとって、この時間の確保がポイントになります。なるべく雑用を避け、必要な仕事は効率化して、この時間を確保しましょう。毎日一定時間を投入するように、習慣を作ってしまうのは優れた方法です。
鍛錬の時間あたり効率も大切です。時間をいくらかけても、悪い手法では経験値がたまりません。もっとも効率が悪いのは、自己流で鍛錬をおこなうことです。ゼロからはじめて効率よくできる人なんていません。先人の手法をまねて、最大効率でやりましょう。情報はいくらでも転がっています。とくにわたしがオススメするのは、YouTubeを活用した勉強です。手術の勉強など、明らかにテキストベースよりも動画のほうが効率がいいです。動画で見て、自分でイメージして、実際にやってみるというのは非常に効率的な学習法です。また本は非常にコストパフォーマンスに優れた教材であり、同じテーマの本を何冊か読むだけでその分野についての知識を習得できます。
スキルに対する適正は、常に客観的に判断しましょう。自分に適性があるスキルの場合、成長速度は大きくなります。あっというまに上手くなって、他のひとを追い抜いてしまうのがこのパターンです。反対に、まったく適正がないのにも関わらず多くの時間を投入し、成長できていないパターンもあります。そのスキルがどの程度重要なのかを考えましょう。どうしても必要なのであれば、効率がわるくても時間を投入して習得することもできるかもしれません。ただ実際は、適正がない分野をがまんして頑張るのは非常にツライですね。
投入時間、時間あたり効率、スキル適正
これを意識して、スキル習得に励みましょう
投入時間を確保するための習慣化、タイムマネジメントについての記事も今後執筆予定です。
YouTubeを利用した動画学習についての記事も今後執筆予定です。